翻訳と本来の意味

日本と英語圏の国というのは、そもそも文化が違うので言っている意味などもまるで違ったものになりますので、もしも、翻訳会社や翻訳者が直訳しかしなくなってしまえば、とんでもない文章になってしまうでしょう。

日本人の中で、「Good morning」を「おはよう」と翻訳しない方はいないと思いますし、同じく「Good night」も「おやすみ」と翻訳しないかたもいないと思います。

しかし、本来の英語の意味であれば、信心深い海外の文化が影響しているので、神様の名前をつかっています。

ですから、本来の意味に乗っ取って直訳していうと、「神様と共に夜を越そう」とか、「朝を迎えられた事を神様に感謝しよう」の様な意味合いになってしまうのです。

さらには、映画翻訳などで良くみる事ですが、「Oh My God」は「あぁ、なんて事だ」とか、「信じられない」などの、驚愕している時に使っているシーンを良く見かけます。

しかし、直訳してしまえば、「あぁ、私の神様」になってしまい、文章だけを見ればなんの事か理解できないと思います。

本来の意味ならば、「あぁ、私にこんな仕打ちをするなんて、神様はなんて酷いのだ」とか、「あぁ、神様私を守って下さい」などの言葉になるはずですし、これは英語圏の人間ならば、皆知っている事です。

逆に日本人ならば常識である日本語であっても、英語に訳すと意味が分からなくなる事もあるのです。

日本独特の文化

海外の翻訳会社や翻訳者には、直訳する事が素晴らしいと考える方達の多く存在する様です。

日本の翻訳文化としては、いかに読み手に分かりやすい文章に仕立て上げるかに重点をおく事が多いので、上記の様に考える外国人にとっては理解できない点なのかもしれません。

しかし、それは、日本人が日本語に絶大な自身をもっているからではないでしょうか。

私自身も、日本語ほどに美しく情緒のある言葉は類を見ないと思いますし、日本はそれでも良いと思っています。

確かに、歴史的背景がある様な文献であれば、なるべく直訳する事が大切だと思いますが、小説や映画などはエンターテイメントであるので、読者や視聴者を楽しませると言った意味では、多少誇大した翻訳でも良いと思うのです。

ですが、その様な日本語の素晴らしさに胡坐をかいて悪訳になってしまってはいけません。

日本語は語彙の多さが特徴として挙げられますので、上手く言葉を選べば語学力が低くても誤魔化せてしまいます。

その為に、翻訳会社などは、日本語と他国の言葉をしっかり操れる人材を採用しなければならないでしょう。