翻訳会社と日本語らしさ
日本の翻訳会社などでは、日本人だけではなく日本語に精通している外国人の方もいらっしゃいます。
例えば、英語圏の外国人であるならば、日本語を英語に翻訳した際にネイティブ的な目線でおかしな所がないかなどを、確かめる事が出来るのです。
しかし、逆に英語圏の外国人が、英語を日本語に翻訳した際には、日本語のネイティブ的におかしな所が生まれてしまう事もあります。
それだけ、他言語を翻訳するというのは難しいものなのです。
特に、日本語に翻訳する際に気をつけなければならないのは、文章的におかしな所があるかだけではなく、日本語らしく仕上っているかという所も気をつけなければなりません。
いかに、正しい文章だとしても、その様な日本語を使う日本人がいなければ、その翻訳は間違っていると言えてしまいます。
例文ですが、「自分が出来る限りの事をして、アーノルドは周囲の信頼を得たわけだが、誰しもがアーノルドの様に振舞えるわけではないし、彼もまた努力の人である」の様な文章は間違ってはいませんが、日本語らしさは足りない様に感じますので、「アーノルドは、出来る限りの事をして周囲の信頼を得る事ができたのだが、努力があってこその成果であり、誰しもが彼の様になれるわけでない」の方が日本語らしいのではないでしょうか。
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否定する言葉
翻訳をする際には、良質な翻訳を目指さなければなりませんし、その為には、微妙なニュアンスな文章を安易に対義語に変換してはならないでしょうが、しっかりとした翻訳会社ならば理解しているところを、理解出来ていな翻訳会社も多々存在しています。
例えば、「彼は、温和な心をもっているが、ある事に関しては怒りを露わにする事もある」と言った文章ですが、温和な心を持っている人が怒りを露わにするという所に違和感を覚えます。
特にそこを強調したいのならば理解できますが、温和と言いきってしまう必要はないと思います。
だからと言って、「彼は、普通の性格であるが、ある事に関しては怒りを露わにする事もある」だと、あまりにも味気なさすぎるので、「彼は、粗暴な性格とは言えないが、ある事に関しては怒りを露わにする事もある」の様な文章ならばしっくりくるのではないでしょうか。
それか、「彼は、温和な心をもっているが、ある事に関しては怒りを隠す事が出来ない」の様な文章でも違和感はないと思います。
この様に、対義語を利用する事によって違和感のない文章にする事もできますので、覚えておきましょう。